授業「図工 3つの色で国旗をつくろう」

イラストレータでありデザイナーでもある土谷稔さんの小学2年生を対象にした図工の授業です。 授業の目的は「色を上手につくり、自分の国の国旗をつくる」です。

この授業はゲストティーチャーの土谷さんのプランで、導入のお話しのあと、実際に水彩絵の具で絵を描く、というもの。まずは3原色の シアン、マゼンタ、イエローの混合でどんな色ができるか、セロファンを使ってわかりやすく説明頂いたあと、各自国旗の下書きをします。マイランド、つまり自分が王様になったらどんな国旗にしたいかな? の説明でちょっと要領をえなかった児童たちもがぜん納得。

みな、思い思いの国旗をデザインし、着彩していきます。とにかくセンスのいい児童ばかりで、3つの絵の具で、次々と色々な色をつくっていきます。しぶいトーンでまとめる子、黒板に貼られたカラーサークルをみながらつくりたい色を研究する子、自主的な想像のもと各種の国旗ができあがり。創造的な表現が苦手な子が多いといわれていますが、今回は児童の応用力に脱帽の授業でした。この授業はぜひ水彩をはじめる2年生の最初におこなって欲しいと、教育コーディネータであり、一小学生の母でもある手塚はひしひしと感じました。

土谷さんは今後も小さなころから元気な絵をかいたり、自信のある色遣いができるよう多くのプラン、アイデアを生かしていきたいと語ってくれました。