珍しく中学校からデザイン要素の濃いIT授業の依頼があった。少々悩んだが、汎用性の高さからPowerPointで写真の取り込みと、キャッチコピーをのせ写真ポスターの制作を課題とした。
しかし!時間はたったの50分。どこまでできるか不安のまま進めていったが、意外な壁にぶつかった。
中学生の場合、学年や出身小学校にもよるが、PCスキルが想像以上にばらついており、なおかつ全体的には小学校3,4年のレベルと大差ないことであった。カーソルをあてて文字ボックスの色がかわると、もう操作が分からない、オブジェクトの角をもつ、ということができない。分からない状態になるとアプリケーションを閉じてしまう! つまりPC慣れしておらず、身体がまったくなじんでいないのである。
そんなことで、最初の30分は基本操作の復習のような質問ばかりであったがようやく最後の10分くらいで、文字の色を変えたり配置を考え、どうにかデータの作成は終了。
中学では授業時間の配分に融通がきかず、なかなかPCの活用もままならないのだろうが、総合ではなく、国語や社会科など比較的取り入れやすい授業でのPC活用を推進して頂きながら、基本操作を徹底して頂けると良いのではないか、、、そんなことをかんがえさせられた1時間であった。