当法人の代表者が発起人として関わり、メンバーや、区民ライター有志などが実行委員を務めるすぎなみパン祭り。
いやーー、開催までの道程は長かった。
主要メンバーの一人に人事の異変が発生し関われないことに。ここで実行委員会は3ヶ月近くも停滞。本当にみんなヤル気でいてくれるのかな~と悩みながらも区民ライター、TFF、連携するNPO、ボランティアセンターから実行委員や当日メンバーを募集。
それに会場が、なかなか決まらず区役所でアドバイスをうけ、廃校の校庭はどうだろう、区役所の1Fはどうだろう、と色々悩んだ挙げ句、区立産業商工会館を紹介頂いた。
実行委員もみな手弁当ゆえ、なかなか時間がとれない中、協力助っ人のリクルートチームが加わり出店者の呼び掛けも成功。
来場者どのくらいだろう? 来なかったら? なんて心配から各店舗から提供頂いたパンを1個ずつアソートにして福袋を用意。これがあとで問題になろうとはツユ知らず、、、。
もちろん、TFFも団体として出店および協賛しました。
ロゴデザイン、パンフレットデザイン、はたまた会員企業に大段幕を印刷してもらったりと労力と在庫の消耗材を提供。地域イベントでは、かっこよさやおしゃれ感よりも、まずは「わかりやすくて印象的」であることが必須。ちょっと強烈な白と赤でまとめてみましたが、おおむねわかりやすくて目についた、との評判。
来場者アンケートでも、中野区の方が区境にあるパン屋さんでチラシをみて来場したケースもあって、それなりの効果はあったな、と一安心。
元々2009杉並地域活動フォーラムの反省会席上で「パンはどうかな?」の声で実施を決定した思いつきイベントでしたが、日頃の女性ライターから「パン専用のすぎなみ土産ページが欲しい」「パン好きはまず駅についたらパン屋へ行くのよ!」という声もあって、これはいいイベントになる、ということで提案した次第。
前年度一緒に地域フォーラムを企画した方にも福祉施設のパンにも注目して欲しい、向上して欲しい、という願いがあった。
私達としても日頃のパン屋さんの連携のなさにビックリしたり、取材活動の中で給食への不満などベーカリーの関わる課題に直面していたこと、なんとかパン屋さん自身が主体となって一大イベント運営してくれないかな、という思いで実施したのですが、、。
表面的な結果から言えば恐ろしく集客し、それなりに販売し、成功したイベントでしょう。しかし、本来の目的は達成できないままに終了。そのヘンの心残りはあるが、そもそも、こういった区内業者の出会いの機会を作ることが使命と考えていた実行委員会メンバー、来年は出店者が主催になって欲しいという思いが強い。頼れる優秀なこの実行委員メンバーが来年集まることはないでしょう。
とにもかくにも地域活性のカギは、やはり食文化の得意とするところ、そんな現実を実感した次第。ラーメンでも、カレーでも当たりそうです。