支援「学校用簡易WEB作成ツールをモニター校に設置」

かねてより、公立学校の情報発信が滞っている、、、と感じておりどうにかならないかと思案すること3年、ようやくhtmlソフトや、FTP接続なしの単純な操作でページが生成できるCMS型サイトの基本形を教育委員会経由で廉価で学校現場に提供することができました。
モニター校は下記の3校です。

・http://sugi7.sakura.ne.jp/
・http://shoukeijh.sakura.ne.jp/
・http://taka-3.sakura.ne.jp/index.html

そもそもこのシステムは2年前に区がオリジナル作成したものですが、多大な開発費をかけて、一事業だけでの使用ではもったいない、という発想のもと、担当部門、開発会社の許可を得てNPO-TFFの会員が公立学校用に機能を大幅に削減し、維持管理、設置、デザイン転用を容易にしたもので、設置は最短で実働10日程度(すべての素材支給後、デザイン確認1回の場合)です。凝ったページは作成できませんが、学校の活動を地域に知らしめるには十分なシステムです。

平成19年度は試験的に3校の導入だけで様子を見ることとなり、いずれもWEBサイトの更新が滞りがちだった学校がどのように活用していけるのか? が大きな課題です。設置した中学校では、簡易になった更新データのアップロードがたやすくなったことで、かなり盛んにニュース記事が更新されているようです。

このような簡易ホームページ作成システムを活用して、より学校の情報発信が活発にするために初期操作の教職員研修も同時に行っていました。 システムの設置、という受け皿の用意は、いわば下ごしらえに過ぎず、いかに閲覧者にとって必要な情報が掲載されているのかが問題です。公立学校(特に東京)のICT活用度は全国レベルに比べかなり低く都市部の情報飽食の影に重要なことが抜け落ちてしまう危険性もあります。今後テスト導入された学校の活発な運用を期待したいと思います。