支援「地域住民のクリエイティブな活動」

杉並区内の公立中学校の長年に渡る学校の取組「読書活動」を1册の冊子にまとめることとなり、昨年の春から先生方や生徒との間で企画・編集の活動をサポートいたしました。
読書活動は一見地味ですが、多感な中学生にとってとても重要な活動ですので、何とかこれを学校外の方にしらせたい! という主旨に賛同し数名のTFFスタッフ(コピーライター・デザイナ)がほぼ手弁当状態で裏方支援をすることになりました。

●バタバタの編集会議で
平成19年6月ころよりスタートした編集会議ですが、忙しい先生、生徒ととゆっくり話しあえる時間は非常に限られ毎回バタバタの編集会議、原稿の申し送り、撮影の確認などしながら、本当にできるのか、、、とちょっと不安に。
形が見え始めたのは、2学期の中盤。素材や原稿がワラワラと集まり、どうにか私たちTFFスタッフの本当の出番がやってきた頃です。
●隅々まで配慮された誌面完成
誌面に生徒たちの書いた記事や、撮ってきた写真、読書活動で作成した色々なアイテムが並び始めると先生方は、今度は一文字も許さない本格的な厳しい校正作業に入り始めました。
校正を繰り返すこと数回、ようやく印刷物があがってくれば
「うれしい!」「でも、もう大変だから来年はいい!」と反応も色々。サポートの私たちも中学生とは思えない卓越した文章で表現された「本」への思いがびっしりつまったこの冊子は、中学生が作った冊子としては大変クォリティの高いすばらしい内容で、この活動をお手伝いできたことは大変うれしい限りです。

またこの学校の読書への取組は先頃文部科学大臣賞を受賞されたとのことです(3/31加筆)