授業「苔だまとモスベアーを作ってみよう」

8月2日3日杉並区内の小学校のサマースクールにて苔だま作り教室とモスベアー教室を行いました。
 私は普段フラワーアレンジメントの講師として活動しています。今回の苔だま作りもモスベアーもレッスンの一環として生徒さんに提供してきたカリキュラムで、大人が行うレッスンを果たして小学生にこなせるのか?ということが一番のネックでした。

2日は苔だま作り。アイビーの鉢植えと苔(残念ながら生きたものではなく、乾燥したものを使いました。)、糸針金を使い、乱暴に言うと泥粘土を作る要領で仕上げていきます。苔は一般的に市販されている水ゴケと若干珍しい山ゴケを使い、2玉色違いで作れるように指導してみました。
 父兄の手伝いもあってか思ったよりも簡単に一個30分程度で製作が完了。暑いさなかの泥遊び、水遊びの感覚で楽しんでもらえたと思います。またこの日の教室は男子生徒が半分程度いたことも驚きでした。フラワーアレンジメントの活動時に常にネックになる「男性が参加しづらいのではないか」という開催側の思惑がいい意味で外れて、今後の活動への励みになったように思います。

3日はモスベアー。市販もされているモスマスコットを作ってみようという試みで、苔だまつくりよりは若干手順が多いため、高学年対象とさせていただきました。こちらのほうはぎっちり1時間半かかるプログラムになり、高学年対象で正解のようでした。
 苔を糸針金でまとめて、つぎとめていくという単純作業の繰り返しなのですが、動物でも人形でも「顔」を作らせると、なぜだか作った人に似るので、並んだ熊たちがそれぞれの顔でかわいらしかった事!素焼きの鉢にお日様が好きなニチニチソウといっしょに配置してもらって持ち帰ってもらいました。
 自分で作ったものを持ち帰る様子が、みんな誇らしげでたのしかったです。今回の収穫はなにしろ「苔だまもモスベアーも小学生でも製作可能」ということでした。難しいのではと思っていたので成功してよかった!家でもかわいがってもらえているといいけれどなあとおもいつつ、ぜひまた同様の試みを行ってみたいものです。