イベント「永福町で安曇野を食べよう!」

TFFでは、日頃から地域イベントの演出サポートはよくしていますが、今回は主催者ブースで販売する食品の企画も担当しました。実際の商品開発は東京家政大学のみなさんが試作、レシピ作りに真剣に取り組んでくれました。
今回のメニュー開発の課題は
① <永福町>にとって魅力あるメニューであること
② 交流先の安曇野の珠玉食材「信州サーモン」を活かすこと

永福町には現在ベーカリーがない、つまり日頃地域の方も日常的においしい焼きたてパンを食べられない状況であるらしい。 となればバーガー、しかもモスバーガーもびっくりするような、中身がたっぷり入った大きくておいしいバーガーがいい。そんな企画と、宣伝用特大ポスター、並べると絵になるステカンづくりも担当。
試作品撮影はずいぶん苦労したけど、見た目にもおいしそうな写真が撮れたでしょうか。 タルタルのはみ出し具合が勝負の境め。実はこの写真の出来映えで来場者数も違うほど食品写真は恐いのです。

あとは東京家政大学の学生さんや、商店街の方の試作づくりのなかで色々な工夫がされ(企業秘密)おいしいバーガーができた。なお、このバーガーのバンズは9月におこなったパン祭りで絶対的な人気のあった「石釜パンふじみ」さんに交渉し納入頂いた。

かわいいスタンプも作って本格的なパッケージも完成。しっかり告知もできたせいか、当日は長蛇の列、、、あっというまに売り切れてしまいました。こういった食のかかわる地域イベントは パン祭りも同じだけど主催者や運営者自体がまず楽しい、自分も食べたい! と感じるものでないと! 主催者が楽しくもないのに来場者が楽しいわけはない。
この巨大ポスターは、商店街の方から、修正要望をだされても絶対これで通したい、という思いがあった。総花的に色々並べるのでなく、とにかくドーンと強調なのです。これしか駄目。この大きさの食べ物の写真、あったらどうしますか? そう、みんな携帯でパシャリとやって自分のブログに載せてくれるんです。前にたって自分の顔とバーガーの大きさを比べる写真を撮る人もいたみたい。
つまり思い切った構図で遠くからもわかるポスターには、二次的な広告を作り出させる能力が備わっているんです。

■今後の地域食イベントの課題
<食>をテーマ(ツール)とした地域イベントはこれからもたくさん開催されるのだろうが、問題は自主的な継続性。
今回のメニューも本来は離れた町で活動するNPOや学生が作業しつづけるのではなく、地元の人たちを巻き込みながら広げ継続させていくべきものではなかろうか? そういった地元LOVEの人たちが直接かかわることでもっとイベントの質や温度もあがっていくことでしょう。

と一つの問題を感じながらも、おいしかったので、まあいいか。