授業「PowerPointでプレゼン資料作り」

杉並区内の中学校でPowerPointの授業を実施しました。
課題は『職場体験のレポートを発表するための資料作り』。職場体験を通して学んだことや感じたことを原稿に書き、撮影してきた写真を取り込み、PowerPointでプレゼンテーションの資料を作成するという内容でした。

今回の授業のポイントとして、発表会(プロジェクタを使って発表を行う)ことをふまえ、「どうすれば見やすくて要点が伝わるプレゼンテーションになるか」ということを意識するように指導しました。授業の冒頭にプレゼンテーションの見本を何パターンか見せて、全体のイメージを頭に入れてもらいました。イメージができているのとできていないのとでは、完成度が大きく違うからです。
特に重要なことは『要点をまとめる』こと。発表用の台詞とスクリーンで見せる文章の違いをよく説明し、組み立てを考えるように指導しました。……原稿をそのままPowerPointに打ち込んでしまう生徒が多かったため、箇条書きにすることをアドバイスしたところ、「箇条書きってどう書くの?」という返しがあり、箇条書きを知らない生徒がいることに驚かされました……。
作業の早い生徒にはアニメーションにもチャレンジしてもらいました。往々にして中学生たちは、アニメーションをたくさん入れたり、書体の色を何色も使ったり、見た目を派手にすることに凝りがちなので、用途に合わせた使い方をするように指導しています。
それぞれ個人差はありますが、全員が課題を仕上げることができました。なかなか見応えのあるプレゼンテーションになったと思います。